【高校野球】大谷、自己最速156キロ!ドジャーススカウトも最大級評価 | スポーツは筋書きのないドラマ

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この1メートル93の体にはどれだけの可能性が詰まっているのか。8点リードの7回に今夏初登板すると、15球全て直球勝負。ベンチの佐々木洋監督から変化球のサインが出てもこん身の力を込めて直球を投げまくった。
「(相手の打線が)下位だったので、スライダーを投げるよりも直球の方が押せると思った。暑くなれば体も動いてくるので、尻上がりに球速も上がってくると思う」
先頭打者を空振り三振に仕留めると、次打者を四球で歩かせたが、素早いけん制でタッチアウト。最後は投ゴロでゲームセットとなった。
涼しい顔でマウンドを降りた大谷だが、球場に設置されているスピードガンは、驚がくの数字を計測していた。球速がスコアボードに表示されるのは準決勝以降となるが、球場関係者によると、156キロを3球計測。これまでの自己最速を5キロ更新した。同球場では、レッドソックスの松坂がメジャー移籍前年の06年4月21日(楽天戦)に登板しているが、同関係者は「松坂がここで投げたときも156キロは出なかった」と目を丸くした。156キロは松坂、ダルビッシュと、現在はメジャーを舞台に戦う両右腕の国内最速記録に並んだ。
ネット裏では日本ハム、西武、ドジャースの日米3球団が熱視線を送った。1年時から密着マークを続けるド軍の小島圭市極東担当スカウトは「投打ともに、まだ才能の底が見えてこない。これまでの日本の投手に当てはまらない才能を持っている」とべた褒めした。