陸上男子100、200メートルの世界記録を持つウサイン・ボルト(ジャマイカ)が、予定していた20日のダイヤモンド・リーグ第9戦モナコ大会を欠場することになった。グレン・ミルズ・コーチが5日、ボルトの体調に若干の問題があることを明らかにした。
モナコ大会はロンドン五輪前にボルトが予定していた最後のレース。個人2種目と400メートルリレーでの五輪連覇に向け、不安が広がった。
ボルトは1日まで行われた五輪代表選考会を兼ねたジャマイカ選手権で、短距離2種目ともヨハン・ブレークに敗れ2位。代表入りしたものの、1日の200メートルを走った直後に簡単な足の治療を受けていた。ミルズ・コーチは「選考会で、ちょっとした問題が出た。五輪のため治療や練習、準備に時間を与えることにした」と説明した。