【宝塚記念】ルーラーシップ、香港帰りも万全12秒0…追い切り | スポーツは筋書きのないドラマ

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ルーラーシップは、芝コースで外リベルタス(4歳1000万)を6馬身追走。さらに6馬身遅れて、内トーセンケイトゥー(4歳500万)が続いた。柔らかなフォームでストライドをいっぱいに伸ばし、徐々に前との差を詰めていった。
3頭が並んだ3コーナー過ぎで2頭の間に入ると、直線でさらに加速。内をあっさり置き去りにし、必死に食い下がったリベルタスと余裕の手応えのまま併入した。5ハロン61秒1―35秒3―12秒0。角居調教師は「先週で、ほとんどできているし、昨日(19日)、雨が降ったので、芝の感触を確かめた。動き自体は良かった」と順調な調整に満足げだ。
2度目の海外遠征だった前走のクイーンエリザベス2世C(香港)でG1初制覇を果たした。「状態が良かったし、内々でエネルギーをためられたので、あとはどうさばくかと思っていたが、強い競馬だった。体の大きな馬だけど、上手に走れるようになった」とトレーナーは成長ぶりに目を細めた。
帰国後は、検疫に時間を割いたが、メニューは順調に消化してきた。「時間の余裕はなかったが、疲れは取れたし、馬が大きくなって戻ってきた。万全の状態で臨める」
香港に続いて国内G1制覇となれば、すでに登録済みの凱旋門賞へ大きく前進する。「どんなペースでも走れるようになったし、体の心配もなくなり、コンスタントに調教を積める。行儀も良くなった。ここは勝たなきゃいけない」と角居師。名手ウィリアムズの手綱で力を全て出し切れば、道は大きく開けてくる。