【巨人】宮国、復帰延期で代役に2年目の小山! | スポーツは筋書きのないドラマ

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打撃練習に目を光らせていた原監督が、おもむろにバックネット裏の小部屋に消えた。間髪を入れず、宮国が続いた。5分間の面談で、復帰登板の延期が決まった。

「本人のなかでちょっと違和感というかね。100%ではないということなので、逆に時間を与えると話をしました」

原監督は将来のエース候補の復調を優先した。宮国は前日23日にブルペン投球を再開したが、万全といえない状態。「マイナスととらえず、もう一度見つめ直して調整しよう」と伝えられた宮国も「励ましの言葉をもらいました」と、改めて交流戦明けの6月下旬の復帰を目指す。

これも、9連勝中のチーム状況、先発投手のやりくりに余裕のできる交流戦だからできること。しかも原監督は、宮国の代役には2年目の小山を起用する方針だ。1メートル87の長身で、沢村、宮国の同期。新人だった昨季、シーズン序盤に3度先発(未勝利)を経験するなど、宮国同様に将来を嘱望される大型右腕だ。

現在の巨人は交流戦防御率0・83、9連勝中の12試合中10試合が2失点以下の安定感。宮国離脱のピンチも、新戦力台頭のチャンスに変えられそうな勢いが、今の巨人にはある。