巨人の宮国椋丞投手(20)が、27日の日本ハム戦(東京D)で復帰することが21日、濃厚となった。16日のオリックス戦で右肩に違和感を訴え、初回で降板。17日に出場選手登録を抹消されていた。
期待の右腕が、最短10日間で1軍復帰を果たしそうだ。この日、川口投手総合コーチは「大丈夫だと思う。もう1日、調整させて判断する」と説明。22日の練習で問題がなければ、GOサインを出すことになる。
この日は休養日だったが、宮国は「肩は大丈夫です」と笑顔を見せた。すでに遠投を開始しており、順調な回復ぶり。20日には、G球場で内藤トレーニングコーチと調整。その後、球場に訪れた桑田真澄氏(44)=スポーツ報知評論家=から、投球の際の下半身の重要性についてアドバイスを受けた。「ありがたかったです。今しかできないことをやって、万全の状態で戻りたい」と、力を込めた。
今季、ここまで2勝0敗、防御率1.34をマーク。開幕から先発ローテを守り続けたが、その一方で疲労が蓄積。原監督は「エネルギーを蓄積するというか、時間を与えようということです」と指摘していた。右肩を休めるとともに、通常よりもランニング量を増やし、下半身強化に励んだプロ2年目右腕が、気持ちを新たに復帰登板に臨む。