絶望的な2着にヴィルシーナ(友道)の内田騎手もお手上げだ。「勝った馬が強い。悔しいぐらい強かった。きれいに開いたので前をかわして、あとは後ろがどれだけくるか、というレースだったけど…。スピードが違った」。2冠牝馬の独走になすすべはなく、完敗を認めるしかなかった。デビュー時からオークス向きと評され、大魔神・佐々木オーナーのG1制覇なるか、に注目が集まったが、桜の半馬身差は5馬身に広がった。G1で2戦連続の銀メダルに終わったが、従来のレースレコードより0秒9も速いタイムで走破しながら敗れたのだから、勝ち馬をほめるしかない。この後は放牧に出て休養に入る見込み。