美浦から駆けつけた内田を背に、坂路でマコトリヴァーサル(3歳オープン)を8馬身追走。序盤からスピードに乗った。2ハロン目に12秒1、3ハロン目に12秒0と速いラップを刻んで併入。この日の一番時計となる50秒4をマークした。
引き揚げてきた内田は、満足そうな笑みを浮かべて言った。「皐月賞に比べ、反応が良くなっている。いい感じだね。皐月賞は、2馬身半差をつける強い内容だったが、中山より東京のような大きい馬場の方がいい。本当に楽しみ」。エイシンフラッシュ以来、2年ぶりのダービー制覇へ、好感触をつかんだようだ。
須貝調教師も、自信のコメントを発した。「今日は、しっかりやっておきたかった。いいね。スピードがある。1週前にこれだ動けたら上等。順調に進んでいる」。長距離輸送を控える来週は、調整程度で済ませ、東京へ輸送する予定。3歳世代の頂点へ、死角は見当たらない。