ブルージェイズ8-1ヤンキース(16日、トロント)
ヤンキースの黒田が敵地でのブルージェイズ戦に先発登板し、3本塁打などで自己ワーストタイの7点を失い、5敗目(3勝)を喫した。
課題の立ち上がりは完璧だった。1番・ジョンソンを三直、2番・テムズ、3番・バティスタは連続三振に仕留め、3者凡退でスタートした。
だが、二回に落とし穴が待っていた。先頭の4番・エンカーナシオンに遊撃内野安打を許し、続くローリーの遊ゴロは併殺コースだったが、セカンドのカノが一塁転送の際にボールをこぼし、打者走者が生きた。これがケチのつき始めだった。ラスマスはフォークボールで三振に抑え、2死としたものの、二盗されて2死二塁。ここで7番・アレンシビアにフルカウントからのスライダーを左中間席へ運ばれ、先制の2点を献上した。
三回は簡単に2死とった後に崩れた。テムズに一塁線を破られ、バティスタに四球で一、二塁。エンカーナシオンに中越え3ランを食った。
この後も精彩を欠く投球内容が続き、四回にも1点を与え、五回はバティスタにホームランを浴びた。4イニング続けての失点と修正できなかった。結局、六回の先頭打者に中前打を許したところで不本意な降板となった。
投球内容は5回0/3を投げ、8安打、2四球、6三振、7失点だった。