28日の東京11R「第19回テレビ東京杯青葉賞」(GII・芝2400メートル・ダービーTR・良17頭)は、蛯名騎手騎乗の1番人気、フェノーメノ(牡3=美浦・戸田厩舎、父ステイゴールド、母ディラローシェ)が、中団から抜け出して優勝した。勝ち時計は2分25秒7。蛯名騎手は04年ハイアーゲーム以来本走2勝目、戸田調教師は本走初勝利。
バラッとしたスタートから、クランモンタナがハナを奪うと、ビービージャパン、タムロトップステイらが続く。フェノーメノは中団、カポーティスターはフェノーメノを見る位置でレースを進めた。
レースはやや縦長の展開で、向こう正面を進んでいく。
4コーナーから直線に入り、逃げたクランモンタナに早々と各馬が並び掛けると、馬場の真ん中からフェノーメノ、エタンダールが鋭く抜け出す。2頭の叩き合いを制したフェノーメノが、人気に応える快勝で重賞初制覇を果たした。
フェノーメノは東京コース3戦3勝とし、同じステイゴールド産駒の皐月賞馬ゴールドシップらが待つ、ダービーの舞台に駒を進めた。
2馬身半差の2着にエタンダール、そこから1馬身1/4差の3着にステラウインドが入った。上位2頭にダービーへの優先出走権が与えられる。