日本相撲協会は23日、大相撲夏場所(5月6日初日、東京・両国国技館)の新番付を発表した。新大関鶴竜が西の3番目に入り、史上初めて6大関が並んだ。昨年は八百長問題のため無料公開の技量審査場所として行われており、通常開催は2年ぶり。
白鵬は一人横綱が13場所目。関脇は東の豊ノ島が2場所ぶり、西の豪栄道は17場所ぶりの返り咲き。小結には3場所ぶりの豊真将と、先場所は関脇の安美錦が座った。
新入幕はともに学生相撲出身の千代大龍と皇風。日体大出身の千代大龍は、初土俵から所要6場所での入幕で、幕下付け出しデビューの力士では8位タイのスピード昇進。皇風は早大出身として1935年夏場所の笠置山以来、77年ぶりの新入幕となった。魁聖が2場所ぶりの幕内復帰。
新十両の2人も学生相撲経験者で、東洋大出身の北園改め政風と、日大出身の佐久間山改め常幸龍。徳勝龍と誉富士が十両に戻った。