障害レース春の大一番、第14回J・GI中山グランドジャンプが14日、中山競馬場4250m芝・障害コースを舞台に争われ、柴田大知騎乗の断然1番人気マジェスティバイオ(牡5=美浦・田中剛厩舎、父オペラハウス)が優勝。昨年暮れの中山大障害に続き、ジャンプGIを連勝した。不良馬場の勝ちタイムは5分2秒9。
道中は中団待機から難所の大竹柵、大生垣をきれいにクリア。最終周の向こう正面から徐々に進出して先行3番手まで押し上げると、最終障害も問題なく飛越し、最後は外から力強く脚を伸ばして8馬身差の圧勝を飾った。
マジェスティバイオは今回の勝利でJRA通算24戦7勝(障害11戦6勝)。重賞は11年J・GIII東京ジャンプS、同J・GII東京ハイジャンプ、同J・GI中山大障害に続き4勝目となった。
騎乗した柴田大はマイネルネオスで制した昨年に続き同レース連覇。また、名障害ジョッキーとして活躍した田中剛調教師は同レース初制覇となる。
8馬身差の2着には小坂忠士騎乗の2番人気バアゼルリバー、さらに3馬身半差の3着には平沢建治騎乗の8番人気コスモソユーズが入った。なお、出走した全13頭が無事に完走を果たした。