牝馬クラシック第一弾の「第72回桜花賞」(GI、芝1600メートル・晴良18頭)は8日、阪神競馬場11Rで行われ、岩田騎手騎乗の2番人気、(牝3=石坂厩舎、父ディープインパクト、母ドナブリーニ)が道中中団外から、直線差し切り優勝した。勝ち時計は1分34秒06。
レースはプレノタートが出遅れるもほぼ整ったスタートからアラフネが逃げ、2番手にエイシンキンチェム、マイネエポナが付ける展開。直線に入るとヴィルシーナが先頭に立ち押し切ろうとするがアイムユアーズも食い下がる所を馬場の真ん中から2番人気のジェンティルドンナが一気に捕え、食い下がるヴィルシーナ、アイムユアーズに半馬身つけて1着でゴールした。
2着にはヴィルシーナ、3着にはアイムユアーズが入り混戦と思われた桜花賞は平穏に終わった。
ジェンティルドンナは13年ぶりにシンザン記念を勝ちこれで重賞2勝目。
鞍上の岩田騎手は今年フェブラリーSに続きGI早くも2勝目。
1番人気のジョワドヴィーヴルは直線外に出すも追い込み切れず6着に終わり、レース史上初の姉妹桜花賞制覇は成らなかった。
前哨戦は関東馬の全勝だったが、終わってみれば1、2着が関西馬。ディープインパクト産駒のワンツー決着になった。