フィギュアスケートの世界選手権は29日(日本時間同日夕)、女子のショートプログラム(SP)が行われ、2大会ぶりの優勝を狙う浅田真央(中京大)、前日に27歳の誕生日を迎えた鈴木明子(邦和スポーツランド)、2大会連続出場の村上佳菜子(愛知・中京大中京高)が出場する。浅田はSPで武器のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)挑戦を明言した。
抽選でSPの滑走順が19番に決まった浅田。グループごとの6分間練習の直後に演技することになり「練習が終わって、そのままスタートできるのでいいかな」と落ち着いた様子で話した。
昼と夜の2回行われた前日の公式練習では、トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)で両足着氷や転倒が目立ち、当日まで課題を残した。
それでも、SPでトリプルアクセルに挑戦するかと聞かれると「入れる予定です」と断言。「まずはSPに集中して、いい演技ができるように体の動きをしっかり確かめたい」と前を向いた。
29番手で滑走する鈴木は28日が誕生日。27歳最初の舞台を前に「日本でやってきたことが、そのままいい状態でできている」と笑顔を見せた。27番滑走の村上も「しっかり調整して臨みたい」と気合が入った様子だった。