初めて騎乗した内田博は「普通の馬なら追いついてから、また離されるんだけど、並んでからが楽だった。折り合いもつくし、追ってからの反応もよかったね」と、ゴールドシップの持ち味であるしぶとさを十分に感じ取った様子。「能力は申し分ないので、それを引き出す仕事ができれば」と、自身にとって昨年1月のAJCC(トーセンジョーダン)以来となる重賞Vに意欲を見せた。
札幌2歳S、ラジオNIKKEI杯2歳Sでともに2着のゴールドシップは、美浦から内田博騎手が駆けつけて追い切りに騎乗。栗東坂路で併せ馬を行った。シルクシュナイダー(牡4オープン)を2馬身ほど追走して直線では外に馬体を併せて、最後はビシッと追われ、ほぼ併入でフィニッシュ。手応えでは見劣ったが、先輩の実力馬に食い下がった点は評価できる。時計を要する馬場状態で4ハロン53秒8、ラスト1ハロン13秒5も及第点だ。