ロンドン五輪の代表選考会を兼ねた大阪国際女子マラソンは29日、長居陸上競技場発着で行われ、国内初のマラソンの重友梨佐(24=天満屋)が2時間23分23秒で優勝。五輪代表に大きく前進した。
優勝候補の福士加代子(29=ワコール)は26キロ過ぎに優勝争いから脱落。4年前同マラソンで19位に終わり、雪辱を期したが、トップでゴールテープは切れなかった。3位には野尻あずさ(29=第一生命)が入った。
15キロ過ぎで4人いたペースメーカーが1人に減る速いペース中、福士、野尻、重友の3人がトップ争いを展開。20キロ過ぎで野尻が脱落。26キロ過ぎに福士のスピードが落ち、次第に離され、後は重友の独走となった。