世界ボクシング評議会(WBC)のバンタム級とフェザー級を制覇した元チャンピオン、長谷川穂積(30)=真正=が12日、右の肋骨(ろっこつ)を骨折したと発表した。5日の練習中に負傷し、全治1カ月の見通し。17日に予定していた再起戦は中止するが、回復が順調なら来年2月にも行いたいとしている。
神戸市内の真正ジムで記者会見した長谷川は、「今の状態だと、テーマの『楽しむこと』ができないと思った。また練習して、今まで以上に強い自分をつくりたい」と話した。長谷川は4月にWBCフェザー級の初防衛戦で敗れ、王座から陥落。休養期間を経て、8月に現役続行を表明した。