日本相撲協会審判部が九州場所千秋楽の27日午前に、東関脇稀勢の里の大関昇進について協議することになった。稀勢の里は名古屋場所で10勝、秋場所で12勝を挙げ、今場所は14日目までに10勝。ここ3場所の勝ち星の合計を32勝としている。
三保ケ関審判部副部長(元大関増位山)は26日の取組後、「私は(昇進の目安とされる)33勝にこだわる必要はないと思っている。内容もある」と高く評価。中村審判部副部長(元関脇富士桜)は「数字だけではないという人もいるし、みんなの意見を聞いた方がいい」と述べた。
審判部が「昇進」でまとまれば、放駒理事長(元大関魁傑)にこれを諮る臨時理事会の招集を要請する。