剛速球で、プエルトリコ行きの切符をつかんだ。左肩痛で戦列を離れていたが、6日のプロ・アマ交流戦のゴールドジム戦で実戦復帰し、約4カ月ぶりのマウンドで3回を無安打無失点、最速150キロをマーク。「(150キロは)久しぶりに出たなと思いましたが、それは…。出遅れた分、これからもっともっと頑張らないといけませんから」と気持ちを引き締めていた。現場で目撃していた清武GMは、プエルトリコ派遣の可能性を問われると「先方が困っちゃうだろ。死球が怖いって」と、冗談交じりに、制球に不安が残ることから、難色を示していたが、方向転換したようだ。
原監督は「彼(辻内)がよくなっているって話は聞いていました」と、若武者の修行を大歓迎していた。レベルが高いといわれるプエルトリコのウインターリーグで、大型左腕が大きな飛躍を遂げることが期待される。