【F1】可夢偉に追い風!繰り上げで自己最高7番手…日本GP | スポーツは筋書きのないドラマ

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母国グランプリに臨む小林に追い風が吹いた。自己最高の7番手スタートで決勝を迎えることになった。
予選2回目の最終走行前の順位は12位だった。予選3回目に進むためには、10位以内に入る必要がある。残されたチャンスは1回。だが、自信はあった。予選1回目のタイムはトップをマーク。「良いタイムが出たから、前に出られるかなと思った」。果敢に攻めて1分32秒380。10位に入った。
さらに思わぬ吉報が届く。予選3回目、決勝に向けてタイヤを温存するため、小林を含む7~10位の4人が記録なしで切り上げた。だが、大会の審査委員会は、小林だけがタイム計測を試みていたとして、決勝は7番手に繰り上げた。規定を理解し、途中まで走らせる判断をしたチームの指示のおかげでもあり、小林も「奇跡ですよね。チームに感謝したい」と喜んだ。
もやもやした思いが晴れた。昨年は初の母国グランプリながら7位入賞。だが、今年はマシンのセッティングに試行錯誤し、前日の2度のフリー走行は、13位、16位と伸び悩んでいた。だが、この日は「いいとこ取りでやって、今週で一番良い状態になった」。運と手応えを同時に手にした小林が、日の丸を背負って疾走する。