「きょうは岩田が素晴らしい投球をしていた。その中で、五回に1点、2点と取れたことがよかったね」。前日6日に、史上最強助っ人と称されるバース氏に並んだ。「彼は日本で活躍した外国人選手で一番だと思っている。並べて光栄」と謙虚に話していたが、そんな偉大な先輩の数字を飛び越えて見せた。打率・317、164安打で、堂々のセ二冠もキープ。それでも今、頭にあるのはチームの勝利だけだ。「いい試合をしたが、まだ先がある。きょうは終わったことだ」と表情を引き締めた。
虎の歴史を塗りかえる一打が、4連勝の突破口を開いた。五回先頭で阪神・マートンが、追い込まれてからの3球目をしぶとく二遊間へ。先制点の足がかりとなる二塁内野安打で、連続試合安打を虎の外国人歴代1位&球団2位タイの26に伸ばした。