大久保氏は選手への暴力行為があったなどとして昨年7月に西武から解雇され、現在は契約解除の無効確認や損害賠償を求めて係争中だが、今後の状況によっては訴訟を取り下げることも検討しているという。
大久保氏は西武の打撃コーチを務め、「アーリーワーク」の導入など手腕をふるって2008年の日本一に貢献したが、同年、知人女性に軽いけがをさせた疑いで書類送検され、09年3月に略式起訴された。責任を取る形で1軍打撃コーチから編成部に移り、10年にコーチ職に復帰したが、当時新人だった菊池投手に暴力を振るったとして解雇された。