ボートレースのSG・モーターボート記念は28日、福岡ボート12Rで優勝戦が行われた。1号艇の出畑孝典と、3号艇の岡崎恭裕が痛恨のフライング(F)を切る大波乱。優勝は瓜生正義=福岡・76期・A1=で、今年6月の児島グランドチャンピオン決定戦に続く、SG通算V5を達成した。
なお、このFにより、優勝戦の売り上げ12億2469万100円のうち、86・9%にあたる10億6466万2500円が返還された。これはボート史上10番目の数字。最高の返還額は02年6月宮島ボートで行われた「SG・グランドチャンピオン決定戦」優勝戦の24億3513万3800円(返還率92・8%)。
レースは4カドからのまくり一発。F艇の存在も関係ない完勝だった。「展示の前にペラをたたいて、それで相当いい感じになった。グラチャン(児島)の伸びに出脚もついた感じ。バランスで言えば、今年一番よかったかも」と瓜生。会心の仕上がりがもたらした、今年2度目のSG制覇だった。