サッカー日本代表は10日、札幌ドームでキリンカップ2011の韓国戦に臨み、香川真司の2ゴールと本田圭佑のゴールで3-0と快勝した。
日本はスターティングメンバーに本田圭佑、内田篤人、李忠成らが名を連ね、香川は今年1月のアジアカップ・韓国戦での負傷以来、約半年ぶりの代表戦出場となった。試合前には4日に亡くなった元日本代表の松田直樹さんを偲び黙とうが行われた。
4-2-3-1のシステムを採用した日本は序盤からシュートを放ち、積極的な姿勢を見せる。対する韓国もサイド攻撃からGK川島を脅かすなど、際どいシーンを作り出す。互いに譲らぬ激しい展開となるが、徐々に日本が主導権を握ると、迎えた前半35分、香川のゴールで待望の先制点を奪った。その後、負傷した岡崎に代わって清武弘嗣が途中出場し、A代表デビューを飾っている。前半は1-0で日本がリードして終えた。
後半に入ると、日本が立ち上がりのチャンスを確実に決め、韓国を圧倒。後半8分、駒野の突破からチャンスを作り、最後は本田が流し込み、追加点を挙げる。さらにその2分後には、清武のクロスを香川が決めてリードを3点に広げる。終盤、韓国の反撃を受けたが、守護神・川島を中心にシャットアウト。宿敵・韓国を3-0で破り、歴史的な勝利を飾った。