６日に開幕する第９３回全国高校野球選手権大会の開会式リハーサルが５日、兵庫県西宮市の甲子園球場で実施された。
雲が厚くたれ込める中、本番と同じ午前９時から始まった。今大会は「がんばろう！日本」をスローガンに掲げ、東日本大震災の復興を支援する大会と位置付けられている。入場行進の予行では、阪神大震災から復興した神戸を代表して兵庫高の山下将司主将が先導。被害の大きかった岩手、宮城、福島の代表校以外の野球部員６人がスローガンを書いた横断幕を持って歩いた。
前回優勝の興南高（沖縄）の外間正伍主将に続き、出場校が白樺学園高（北北海道）を先頭に北から南に行進。国旗掲揚の後、震災の犠牲者を悼んで黙とうがささげられた。選手宣誓は希望した主将の中から抽選で選ばれた金沢高（石川）の石田翔太主将が「絆」をコンセプトにした内容を練習した。