中山メーン、障害G1「第13回中山グランドジャンプ」は2番人気マイネルネオスが快勝した。先頭を走るメジロラフィキが最終障害で落馬。直後にいたマイネルネオスは間一髪でかわし、最後にメルシーエイタイムを抜き去った。
殊勲の柴田大はゴールの瞬間、左手でガッツポーズ。お立ち台では涙が止まらなかった。「1勝もできない年もあった…。騎手をやっていて本当に良かった」。06、07年と2年連続で勝ち星ゼロの苦悩を味わったが、今年6月の東京ジャンプS(マジェスティバイオ)で14年ぶりの重賞勝利を挙げるとG1勝利へとつなげた。管理する稲葉師は、来年2月に定年を迎える。「年度代表馬を獲らないとな」と暮れの中山大障害で2つ目の勲章を狙う。