手綱をとったウィリアムズ騎手は「かかるところもなくて、馬がリフレッシュしたんだと思った。乗って安心した」と彫りの深い顔に笑みを浮かべた。連闘後の中2週で臨む大一番。常識破りともいえるローテーションだが、池江師も「ラスト1ハロンは80%のセーブ気味でという指示。連闘の影響はなさそう」と合格点をつけた。
半姉はブエナビスタ、父はディープインパクトという最高級の良血馬だ。半兄には菊花賞2着のアドマイヤジャパンの名前もあり、長距離適性の裏付けもある。トレーナーは「潜在能力では一番」と素質の高さに期待を寄せる。ダービーにかける執念が実るか、目が離せない存在だ。