まずは直球主体の攻めでヌネスを空振り三振。次打者に左前打を許したが、1番ジーターを空振り三振に仕留める。続くグランダーソンは簡単に1ボール2ストライクと追い込み、最後はフォークボールでバットに空を切らせた。
右腕はグラブに拳をたたきつけて、雄たけびを上げた。ベンチへ引き揚げる際には、ファンが総立ちで迎え入れた。
過去2年はヤンキース相手に14回で7失点、防御率4・50と打たれていた。相性の悪さから、今季は接戦で起用されなかったことがある。「投げるチャンスがあれば、きっちりと抑えて信頼を勝ち取りたい」との思いを込めた、気迫の投球だった。