巨人の大田泰示内野手(20)が今季初めて1軍に昇格することが15日、分かった。広島戦(マツダ)後、骨折した亀井のほか、鶴岡、小野の抹消が決定。山口、阿部とともに16日から大田の合流が決まった。
ここまで2軍では全38試合に出場して打率3割6厘、2本塁打、17打点と好調を維持。チームトップの14盗塁をマークするなど、走塁面でも成長を見せていた。昨年は6月12、13日のソフトバンク戦(ヤフーD)で「8番・一塁」で先発したが和田、杉内の前に計6打数無安打。3年目の今季こそ、プロ初安打を目指す。
1軍は阿部、高橋由、小笠原に続き、亀井も故障で戦線を離脱。打線の編成に苦労している。2軍で主に三塁、一塁を守っていた大田が、下位打線強化のため、いきなり先発出場する可能性もある。若手の橋本、藤村、田中大が自身より先に1軍に昇格した際に「自分も早く1軍に上がれるようにアピールしていきたい」と意気込んでいた大砲に、チャンスが巡ってきた。