開業８年目のクラシック初制覇に池江泰寿師（４２）は「東京のＧ１を勝つのが子どものころからの夢でした」と喜びを語った。父ステイゴールド、母の父メジロマックイーンはともに父で今年２月に引退した池江泰郎氏の管理馬。「マックイーンは東京の２０００メートルで悔しい思いを…」と１着入線しながら１８着降着となった９１年天皇賞・秋を思い出し、目を潤ませた。「牧場、厩舎が一体となってゆかりの血を育てるのが醍醐味（だいごみ）」。この日も装鞍所で立ち止まったときにマックイーンの母メジロオーロラを思い出したという。新馬戦のゴール後に騎手を振り落とした気性の激しい馬。全兄ドリームジャーニーで学んだことが弟の教育に生かされた。