西武のドラフト1位・大石達也投手(22)=早大=が、中継ぎで開幕1軍を迎えることが4日、決まった。2月の南郷キャンプから先発転向を目指してきたが、東日本大震災の影響で守護神候補のシコースキー、グラマンが米国に帰国する非常事態が発生。早大時代の“定位置”だったリリーフへの再転向となった。
この日、西武Dでの練習を終えた大石は、5日からのロッテとの合同実戦練習3連戦(県営大宮)について「全部、中継ぎ待機です。本職ですからね」と表情を引き締めた。7日には先発も予定されていたが、中継ぎ一本で開幕に備えることになった。
当面の開幕ローテは涌井、帆足、石井一、牧田、平野で回すことになる。将来の先発ローテ入りへ大石は「今後、任されるようにしたい」と諦めてはいない。だが、まずはセットアッパーとして確かな実績を残す。