日本馬として、史上初のドバイ・ワールドC制覇を成し遂げたヴィクトワールピサの今後について29日、ドバイから帰国した角居調教師が明らかにした。
次走は、香港の国際G1、クイーンエリザベス2世C(5月1日、シャティン競馬場・芝2000メートル)を予定。「オーナー(市川義美氏)も『行きましょう』という話でしたから。香港で調教をします」としており、日本には戻らず、今月末か4月1日にドバイから香港へ直接入る模様だ。
また、宝塚記念(6月26日、阪神)への出走は「馬の状態と馬場状態を見ながら」と微妙だが、秋には、昨年7着に敗れた凱旋門賞(10月2日、仏ロンシャン競馬場)へ再び挑戦することになりそうだ。「オーナーからは、行こうという感じで話をいただいております」と角居師。ロンシャンでも歴史に残る勝利を挙げることができるか、今から楽しみだ。