◆第83回センバツ高校野球第7日 ▽2回戦 波佐見0―2加古川北(29日・甲子園)
春初出場の加古川北(兵庫)が1回戦で横浜を破った波佐見(長崎)を2-0で破り、春夏通じて初のベスト8進出を決めた。
加古川北は一回表、波佐見の好投手・松田の立ち上がりを攻めた。先頭の渋村が右前打を放ち、右翼手が打球を後逸する間に三塁へ進塁。無死三塁とすると、一死後に3番柴田がきっちり中前に適時打。幸先良く1点を先制した。二回以降はなかなか追加点を奪えなかったが、八回表に貴重な1点を追加し、粘る波佐見を突き放した。
初戦で2安打完封の加古川北・井上はこの日も好投。緩急をつけ、打たせて取るピッチングで波佐見打線を5安打に抑え、1回戦に続き2試合連続の完封。波佐見・松田との投げ合いを制し、チーム初の8強入りに貢献した。
波佐見は初回にミスも絡み1失点。注目のエース松田は力投を続け、5安打2失点で味方の援護を待った。しかし、打線が沈黙し、援護のないまま試合終了で、2回戦敗退となった。