第45回フィリーズレビュー(21日、阪神11R、GII、3歳オープン、牝馬、国際、指定、馬齢、芝1400m)
北村宏司騎手騎乗の3番人気フレンチカクタス(牝3歳、美浦・大竹正博厩舎)が馬場の真ん中を力強く伸びて快勝。重賞初制覇を飾り、打倒レーヴディソールに名乗りをあげた。勝ちタイム1分22秒3(稍重)。
1馬身1/4差の2着には6番人気スピードリッパーが入り、関東馬のワンツーフィニッシュ。3着は5番人気エーシンハーバーで、この上位3頭に桜花賞(4月10日、阪神、GI、芝1600メートル)へ優先出走権が与えられる。なお、1番人気に支持されたディープ産駒ドナウブルーは4着に敗れた。
先行馬がそろい、前半3ハロンは34秒1のハイペース。フレンチカクタスは中団、人気のドナウブルーは最後方を追走した。直線に入ると先行馬が崩れ、後方に待機していた馬が一気に襲い掛かった。
先に抜け出したスピードリッパー、その外からはフレンチカクタスが強襲。関東馬同士の激しい叩き合いとなり、最後はフレンチカクタスが突き放してゴール。桜花賞で待つ女王レーヴディソールに挑戦状を叩きつけた。
勝ったフレンチカクタスは父タイキシャトル、母ブラッシュウィズテキーラ、母の父Broad Brushという血統。JRA通算成績6戦3勝。重賞は初制覇。