【ゴルフ】石川遼、苦しい胸中…「つらい」連発 | スポーツは筋書きのないドラマ

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短い言葉に、思いがつまる。ショットが曲がっても、どんなにスコアが悪くても、いつでも前を向いてきた石川が、これまで会見で発したことのない「つらい」という沈痛な表現を連発した。

今季米ツアー4試合目で初めて公式会見に臨んだ石川は、海外メディアからの相次ぐ東日本大震災についての質問に、「ボク自身、いまは日本にいないので、いい意味でも悪い意味でも客観的に見てしまう。それが怖い…。日本にいられないのがすごくつらい」。

前週は「キャデラック選手権」(マイアミ)に出場、42位に沈んだ。「自分よりもつらい状況になっている人は何千人もいると思うし、海外にいるのがつらいです」。

今季メジャー初戦「マスターズ」(4月7日~10日、米ジョージア州オーガスタ)に向け、3度目(一昨年71位、昨年は予選落ち)の出場となる今大会では調子を上げていかなければならない。過去2年、家族はマスターズの応援に訪れたが、父・勝美さん(54)と今季の渡米についての話し合いはしておらず、家族抜きでマスターズのティーグラウンドに立つ覚悟もできている。

この日はアウト9ホールを回って調整。満足いく結果を出し、「つらい」気持ちを断ち切る。