アッパーイースト(牡3歳)、ターゲットマシン(牡3歳)が先手を取る中、サダムパテックは好位5番手からの競馬。直線、残り1ハロン付近でエンジン全開、坂を一気に駆け上り、混戦となったゴール前の接戦を制した。
昨年の朝日杯FS(GI)では1番人気に支持され、脚を余す形で4着に終わったサダムパテックだが、皐月賞(4月17日、中山、GI、芝2000メートル)と同じ舞台で中山リベンジを果たし、クラシックの主役に躍り出た。
サダムパテックは、父フジキセキ、母サマーナイトシティ、母の父エリシオという血統で、JRA通算5戦3勝。重賞は10年東京スポーツ杯2歳S(GIII)に続いて2勝目。鞍上の岩田康騎手、管理する西園調教師はともに同レース初勝利。
2着は松岡正海騎手騎乗で7番人気のプレイ(牡3歳)、3着は京成杯2着で5番人気のデボネア(牡3歳)。この上位3頭には皐月賞への優先出走権が与えられる。