【訃報】尾藤公氏死去=甲子園春夏連覇の名将―68歳 | スポーツは筋書きのないドラマ

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和歌山県立箕島高校野球部の監督として甲子園春夏連覇の偉業を達成した尾藤公(びとう・ただし)氏が6日未明、死去した。68歳。和歌山県出身。
高校時代は箕島高で4番捕手。近大中退後、和歌山相互銀行を経て1966年箕島高監督に就任。68年選抜大会で東尾修投手を擁して甲子園初出場。70年、島本講平投手らで選抜大会初優勝を果たし、79年には石井毅と嶋田宗彦のバッテリーで選抜大会と夏の全国選手権を連覇した。他に教え子として吉井理人投手、嶋田章弘投手、杉本正志投手らがいる。
ピンチでも笑みを絶やさず、「尾藤スマイル」と呼ばれるなど多くの高校指導者に影響を与えた。95年夏に退くまで春8回、夏6回甲子園出場。うち春3回、夏1回優勝。79年夏の3回戦で石川・星稜高と延長十八回を戦った試合は球史に残る名勝負となった。
退任後はがんの手術を受けるなど闘病を続けながら、解説者や日本高校野球連盟技術・振興委員長として尽力した。