【米大リーグ】15歳で阪神入り…辻本がメッツとマイナー契約 | スポーツは筋書きのないドラマ

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元阪神の辻本賢人投手(22)が3日(日本時間4日)、メッツとマイナー契約を交わした。現在、アリゾナ州で自主トレ中の右腕は「ここがゴールではないけれど、周りの人に助けられてここまで来られました」と喜びを口にした。
辻本は04年、ドラフト制以降では史上最年少の15歳で阪神に8巡目で入団。米国のマタデーハイスクール出身という異色の経歴もあり話題を呼んだが、故障にも泣かされて1軍登板がないまま09年限りで退団していた。
昨年は吉田えりもプレーした米独立リーグ、ゴールデンベースボールリーグのマウイ・イカイカに所属。横手から最速151キロの直球を武器に、セットアッパーで32試合で3勝2敗、防御率2・88をマークした。トライアウトを経て契約にこぎつけた右腕を、メ軍の大慈弥スカウトは「腕を下げたのが、力を発揮するきっかけになったと思う」と評した。
今後は就労ビザを取得後、早ければ今月下旬にチームへ合流。フロリダ州で行われるキャンプに参加後、メ軍傘下の所属チームが決まる。「阪神の方にも自分の活躍を見てもらえるよう頑張りたい」。挫折を乗り越えた逆輸入右腕が、メジャーにはい上がることで古巣へ恩返しする。