東京マラソン2011が27日、新宿都庁前から東京ビッグサイトまでの42.195キロのコースで開催され、ハイル・メコネン(エチオピア)が2時間7分34秒で優勝を果たした。2位にはポール・ビウォット(ケニア)、3位には川内優輝(埼玉陸協)が続いた。
川内は日本人トップの2時間8分36秒でゴールし、世界選手権(8月・韓国)の代表内定基準となる2時間9分30秒を切ったため、代表に内定した。
レースは大会記録を上回るハイペースで展開。藤原新(レモシステム)、入船敏(カネボウ)、川内らを中心とした先頭集団がレースを引っ張るも、25キロ付近で相次いでトップ争いから脱落。そのまま集団をけん引したメコネンが、33キロ過ぎにスパートを仕掛けると、一気に後続を引き離し、一度も先頭を譲らずにトップでゴールした。
また、3位に入った川内は、初マラソンの尾田賢典(トヨタ自動車)を39キロ過ぎにとらえて日本人トップに入った。