西武のドラフト1位・大石達也投手(22)が8日、先発のカベにぶち当たった。今キャンプ最多の134球を投げたが、100球を目前に球威が落ち、見かねた渡辺監督から「上体の力を抜いて下半身を意識して投げろ」とアドバイスを受けた。
もともと大学時代は抑え。練習で100球以上投げたのは昨年3月の早大ロサンゼルス合宿時以来。今キャンプでは持久走を苦手にしている。受けた銀仁朗は「100球近くになってだいぶ(球威が)違ってきた。大学で3回しか先発していないんじゃ仕方ないね」と課題を口にした。
11日にはいよいよフリー打撃に登板予定。「今日は最初はバランスよく投げられたけど、途中から下半身をうまく使えなかった」。球団方針の先発転向へ、大石がひとつひとつ課題克服に挑む。