【共同通信杯】サトノオー無傷3連勝で「王道」歩む! | スポーツは筋書きのないドラマ

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圧倒的なスケールの違いを見せて無傷の“2連勝”で挑むサトノオーが重賞初制覇に王手をかけた。
デビュー戦はラスト200メートルで先頭に立つと、そこからは流す余裕で後続に7馬身差。手綱を取った安藤勝も「並んでからグンと沈む感じで伸びた。大きいところを狙える器」と乗り味を絶賛したほど。続く2戦目は直線に入って先頭に並びかけたところに、内からレッドデイヴィス(1位入線も10着に降着)に寄られる致命的な不利があった。それでも崩れることなく必死に食らい付き2位入線を確保した。津曲助手は「馬なりで交わそうとしていた時に寄られたからね。そこから立て直して迫るのだから、持っているポテンシャルは相当高い。気持ちもタフだしね」と高い評価を与えた。
母エアトゥーレは01年の阪神牝馬Sを制するなどマイル以下の距離で6勝を挙げた。祖母スキーパラダイスも94年仏G1・ムーンランドロンシャン賞を制覇するなど、マイル以下で活躍。血統的には初となる芝1800メートル戦は不安材料となる。だが「ここまで1Fずつ距離を延ばしているが、折り合いもよく、距離は延びても大丈夫そう」と津曲助手も手応えをつかんでいる。
2日の1週前の追い切りは、クリスタルウイング(6歳1600万)と坂路で併せ馬。3馬身追走して、馬なりのまま楽に併入に持ち込んだ(4F50秒3)。3歳馬らしからぬ貫禄の動きに、藤沢和師は「速いとこ行くといいんだよな」と笑みを浮かべた。続けて「ここはいいメンバーがそろいそうだし、楽しみだね」と師。デビュー3戦目の今回は果たしてどんな衝撃を与えてくれるのか。