04年アテネ五輪女子マラソン金メダリストの野口みずき(32)が、左足首の内側付近を疲労骨折していたことが27日、分かった。5、6週間の安静が必要という。
野口は連覇を狙った08年北京五輪を左脚付け根の痛みのために欠場。今年10月に実業団女子駅伝西日本大会で2年5カ月ぶりに実戦復帰した。だが、19日の全日本実業団対抗女子駅伝ではエース区間の3区で区間20位と振るわず、レース後には体調不良を訴え、39度の高熱や急性腸炎で治療を受けた。その後、左足舟状骨の疲労骨折が判明したという。チーム関係者は「全日本の時は体調が悪かったせいか、走りのバランスが悪かった。以前に痛めたことはない場所で、復帰の見通しは分からない」と話している。