来年3月に東京で開催される世界フィギュアスケート選手権に向け、出場を目指す女子の村上佳菜子と男子の織田信成が13日、東京都内で記者会見した。北京で行われたグランプリ(GP)ファイナルで3位に入り、この日帰国した村上は、世界選手権の代表選考会を兼ねた全日本選手権(24~26日、長野市)へ、「ショートプログラムもフリーもノーミスにして世界選手権に出たい」と意気込みを語った。
一方で村上は「世界選手権のことを考え過ぎると緊張して自分の演技ができないかもしれない。自分のスケートを心掛けたい」とも話した。今季不調でGPファイナル出場を逃した浅田真央も加わり、3人の代表枠をめぐって激しい争いが予想される。
GPファイナル2位の織田は「全日本では4回転ジャンプがポイントになる。精度を高めていきたい」と語った。