世界ボクシング評議会(WBC)ダブル世界戦で、ともに2階級制覇に成功したフェザー級の長谷川穂積(真正)と、スーパーフェザー級の粟生隆寛(帝拳)が、試合から一夜明けた27日、名古屋市内で記者会見に臨んだ。激闘で右目の周りが腫れたままの長谷川は「今までで一番勝ちたかった試合を勝ててほっとしている」。先月亡くなった母の霊前にベルトを供えるそうだ。
腫れたほおが痛々しい粟生は「こんなにパンチをもらったことがなかった。こんなに痛いものかな」と笑った。
今後について帝拳ジムの本田会長は「(スーパーバンタム級王者の)西岡も併せて、どうせやるなら3人一緒がいいのでは」と、来春にもトリプル防衛戦を行う可能性に言及した。