競泳男子400メートルメドレーリレー決勝で日本(入江、立石、藤井、原田)は先着した中国の失格で5連覇を達成。
競泳最後の種目、男子400メートルメドレーリレーが終了して数分後、1着でゴールした中国の失格が電光掲示板に表示された。静まり返った会場で、リーダー格の藤井や悔し涙を流していた入江らが飛び跳ねて手をたたき合った。入江は「ドラマみたいな優勝の仕方」と喜んだ。
最初に背泳ぎの入江が飛ばし、中国に1秒09差をつけた。平泳ぎの立石、バタフライの藤井が体一つほどのリードを保った。最終泳者で自由形の原田がこれを守れず、中国に先着を許した。だが中国は第2泳者が焦ったのか、引き継ぎで飛び込みが早すぎた。
中国の勢いに圧倒された今大会、ようやく一矢を報いた。立石は「金メダルの数では(中国に)負けたので、最後の最後に君が代を聞きたかった」と気持ちよさそうに話した。