オルフェーヴルは、CWコースでロードイノセント(4歳1000万)との併せ馬。2馬身ほど追走し、直線で射程圏に入れると、一気に突き放し2馬身先着。5ハロンは64秒7。ラスト1ハロンは11秒4と瞬発力を見せつけた。「動きは良かった。前回は左に行ってしまう面があったが、いくらか修正されている」と池添は成長を口にした。
前走の芙蓉Sは力強く追い込んだが、首差届かず2着。4年前に全兄のドリームジャーニーが制した朝日杯FS(12月19日、中山)に向かうために、今回は勝負の一戦となる。「前走は差し切らなければならなかった。きょうは真っすぐに走っていて反応も良かった。短期放牧を挟んで順調そのもの。能力は高いので、きっちり勝っておきたい」と池江寿調教師。一級品の素質を存分に発揮して、兄に続く2歳王者の座へ王手をかける。