サッカーのワールドカップ(W杯)南アフリカ大会で2大会ぶりに1次リーグを突破した日本代表の岡田武史監督が、目標として掲げた「ベスト4」を再び意識し始めた。
その1次リーグE組を2勝1敗の堂々たる成績で突破。パラグアイ戦を2日後に控えた27日の当地での練習後、岡田監督は「われわれの目標はここではない」と力強く言った。また、チームに達成感は漂っていないかとの問いにも「大丈夫だと思う」と、選手たちの「燃え尽き」を否定した。
選手たちも、満足感とは無縁のようだ。ゲーム主将の長谷部が「もちろん行けるところまで行きたいと思うし、ベスト8からが本当の戦い。本当の戦いの舞台に立ちたい」と言えば、中沢も「ハングリーさを忘れちゃいけない」。自信と意気込みを持って、パラグアイ戦に臨む。