こんばんは。

 前回から、かなりご無沙汰してしまいました。

 元々、小説置き場としてのブログなので、なかなか記事をアップできないのが

 悩みの種です。

 そんなブログですが、読者になってくださったり、フォローして下さる方がいたりで、

 本当にありがとうございます。

 最近の近況報告いうか、呟きというか。

 ついこの間、電子書籍を出しました。いちおう、作家活動をしているものなので、

 その一環です。

 あ、でも、もちろんアマチュアです-笑。

 しかし、この電子書籍というのがくせ者だった!

 実は私、出版社から本を出したことが何度かあります。

 出版といえば、そういう紙の本しか出したこともなく、しかも宣伝は出版社の方に

 すべてお任せしていました。

 しかし、今回は個人出版なので、宣伝も含めて、すべてを自分で行わなければなりません。

 これが大変。。。というより、なすすべがないのです。

 個人で宣伝でできる場所というのは本当に限られているんですね。

 ブログとかツイッターとか、フェイスブックとか。

 もちろん、お金、つまり広告費用を出せば、宣伝の場はもっとひろがってはくるかも

 しれません。

 でも、平凡な主婦兼アマチュア作家にそんなお金をかけられるはずもないのです。

 となると、ブログとかで宣伝するしかない。

 これがねぇ、宣伝しても買ってくれない。。。笑。

 知人ですら、案内の葉書を出しても、

 おめでとー、見たよ、でおしまいですから。。。涙。

 エ-、それだけかよ、買ってくれないのかよーと言いたいが、言えるはずも

 ありませんね。

 電子書籍は価格の安さでは紙製の本に比べると、破格的なものですが、

 その分、まだまだ一般には受け入れられていない。

 しかも、キンドルなどと、端末を持っていないと読めない。もしくは

 キンドル書籍を読めるアプリをわざわざダウンロードしないと読めない。

 幾ら価格を下げてみても、そういう煩雑な手間をかけてまで

 買おうという人は少ないようです。

 紙の本であれば、ぶっちゃけ付き合いで買ってくれそうな知人関係も

 電子書籍となると、どうやれば良いか分かんないし、、、

 申し訳ないんだけど、今回は無理そうという心もとない反応しか返ってきません。

 1000円と200円。差は大きいと思うけど、お金の問題ではないんですね。

 これは大きな、あまりにも大きすぎる誤算でした。

 もし、今、電子書籍で出版をお考えの方がいるとしたら、

 私はあまりオススメしません。

 特に個人で出すのは、止めた方が賢明です。

 よほど内容に魅力があるとか、話題性があって、そういう電子書籍ばかりを

 紹介するレビューブログなどで取り上げられるとかしない限り、

 電子書籍本を売ろうとするのは無謀です。

 今回は、私にとっても良い経験になったと思います。

 次回は絶対に出版社に原稿を持ち込んでの出版を目指します。

 その方が面倒でも、絶対に良い。

 売れない、、、といっても、出版社がバックについてくれれば、それなりの成果は

 得られます。

 個人の力の限界をひしひしと感じた出来事でした。

 本当は、このブログでも宣伝はしたいけど、ここまで内情を暴露したら、

 到底、宣伝なんてできないし、しても意味がない。。。笑

 ので、止めときます。

 ただ、一つだけ嬉しいというか救われたのは、

 去年は私にとって、良くも悪くもカメラマンという言葉にはたたられた後半期でした。

 それは、このブログの最初の方の素人モデル体験記をご覧いただければ

 判ると思いますが、

 そのカメラマンさんーその方は悪質な素人カメラマンではありません。マスコミでも

 取り上げられることの多いプロですーに対しても少し誤解があったのですが、

 それが誤解だと今回の出版を通して判りました。

 もうコネでも何でも良いからと出版をメッセージでお知らせしたら、

 読ませていただきますと丁寧なお返事をいただき、

 どうやら、その日のうちに購入してくださったようです。

 ようです、というのは本人に確認はできないから。

 できればお礼が言いたいけれど、もし、その人じゃなかったら、

 かえって押し売りみたいになりますからね。

 そういうことは絶対にしたくない。

 向こうに迷惑になるからというのがいちばんですが、

 アマチュアにもアマチュアなりの作家としての誇りがあるからです。

 とにかく、今は自分の気持ちのメンテナンスをするのがいちばんだと思ってます。

 私の本分は文章を書くことであって、売ることじゃない。

 でも、本を出せば、やはり売れ行きは気になる。

 何回ダウンロードされただろうか。。。

 と覗きにいく度にガツーンと頭を殴られたような気持ちになり、

 すごすごと引き返す。そんな感じですかね。

 一度決めると、突っ走る私の性格。

 しかし、今回もやってみたから判ること。

 実はキンドルの他にもパブ-などがあると知り、そこでも本を有料公開することを

 考えないでもありませんでした。

 しかし、無料でそこで公開しているにも拘わらず、ダウンロード数ゼロ

 という本が実にたくさん並んでいるのを見て、

 改めて電子書籍で出すということの厳しい一面を知ったのです。

 これはもう、無駄なあがきをしても意味がないなと悟りました。

 たぶん、個人でやれるだけのことはやったと思うから、

 後はもう奇特な購読者が出てくるのを祈るだけ-笑。

 それよりも、これから先のことを考えないといけないと思いました。

 いつだったか、小説サイトの仲間が私に

 ○○さんは、書くことからブレないで書き続けてきたんですね。

 私も見習いたいと言ってくれたことがあります。

 書くことからブレない。

 これって簡単なようで、難しい。

 今だって、私、かなりブレてます。今、新作のことよりも、どうしても電子書籍

 のことが頭にありますもん。

 やっぱり、書いて売って、というのは個人では無理ですね。

 書くのは書き手、売るのは売り手と、それぞれ専門が違うようです。

 もちろん、両方の才能をお持ちで、個人で自分の書いたものをヒット作に

 仕立て上げてる方もいるんでしょうけど。

 凡人の私には無理なようです。つくづく悟りました。

 これからは、書くことだけに専念して、売りたいと思ったときは

 出版社にお願いしようと改めて思いました。

 おかしなものです。

 書き手は書いてこそ書き手、いつだったか、シナリオ教室の先生が

 作家は書くことを止めたときから作家ではなくなります。

 これからも書き続けてくださいとアドバイスを頂いたことがあります。

 今、改めて初心に立ち返り、書くことからブレないで進んでいきたい

 ものだと痛切に感じています。