先天性の病気を持って生まれた娘。
私たち親は手術後、ずっと娘が加入できる医療保険を探していました。
今経過観察している脊髄脂肪腫、脊髄係留症候群のためのものではなく、この先起こるかもしれない思わぬ病気や怪我に備えてです。
健康って当たり前ではないもの。
子どもだからって重い病気にならない保証はありません。
今は自治体の医療補助があり一回の受診にいくらかかろうとも負担は500円で済んでいますが、それだっていずれは無くなります。
娘の手術に400万円近くのお金がかかっていた事実を知っている私たちとしては、いずれ大きくなり医療費が3割負担になる時に備えておきたかったのです。医療保険に他に持病がないうちに加入しておくことは、きっと将来の娘自身のためにもなるだろうとも思いましたし。

でも、脊髄の病気を抱えた娘を加入させてくれる保険会社さんはありませんでした。
申込書を書かせてくれて審査の時点で弾かれるならまだ良い方。大抵は話をしただけで「残念ですが…」と言われていました。

それが、ついに加入できる保険会社さんに巡り会えました。
私が加入している保険会社さんで、正確には一度断られているのですが、今の担当の方が本当に色々と模索してかけあってくださって、ついに実現しました。
今かかっている大学病院の診断書を提出し、脊髄の病気に関しては今後2年間は適応されないという条件はつきましたが、それだって2年経てば脊髄の病気でも保険の範囲になります。つまり、健康な普通の人と同じ条件になるということ。
ありがたくて嬉しくて、本当に感謝の言葉しか出てきません。
娘へひとつ大きなプレゼントができてほっとしています。