昨夜、ホテル内のレストランで夕食を取った後、三々五々、EVへ向かうも、定員オーバー。
ホテルマンが、別のEVへ誘導してくれたのだが・・・。
乗ったのは、私ひとりだった。 疲れた~。即、入浴して早く寝ようと思っていると、階で止まり、
自動扉が開いた。
が、えっ!もうひとつ扉があるではないか・・・。二重扉だったのだ。
押しても引いても、開かない。
どうしよ~~う。
動揺しながら、とりあえず、ロビー階へ降下。
ベルの印を押す。音が鳴るが、誰も来てくれない。
もう、頭の中が真っ白。
自分の階(部屋)のボタンを押したり、右往左往していると・・・やっと、開いた!!!
あ~良かった~~。
外から乗る人がボタンを押したからだ。 心底、ほっとした。
押すと開く扉だったらしく、どうも私の力が、弱かったうようだ。
このようなアクシデントが起こると、一人旅の心細さを、痛いほど味わうことになる。
翌朝、メテオラを目指し7時半、出発。
メテオラとは、「天空から吊るされた」という意味らしい。
人を寄せつけない高さに、奇岩群が立ち並び、その上に修道院が建っている。
その景観は神聖で、神秘的だった。
60年ほど前まで、人や物資を運ぶために、滑車に吊るした網袋(当時は階段は無い)を利用したとい う。以前、NHKテレビで、滑車と巻いた綱をみたが、現実に目にすると、感慨深い。
そして修道院へ。
女性はスカート着用の規則があり、パンツの上に修道女から借りた巻きスカートを巻 いて、中へ。 初めてギリシャ正教のイコン(宗教画)を見た。
描かれた時代が違うのか、壁のイコンは、鮮やかな部分と、色あせた部分があった。