今の仕事に就いた9月5日から、一緒にお仕事をさせて頂いた方がいました。


私より一回り上で、パソコンに詳しくて、初心者の私に優しく教えてくれる、お母さんのような存在でした。


県外の避難所を転々とし、ようやく郡山市内のアパートに落ち着き、時期を同じくして仕事に就きました。


仕事の関係で旦那様とは離れて、一人で生活されてました。


関東に避難している息子さんは、震災後に結婚されたそうです。
一緒にお昼を食べながら、そんな話を聞いたりしました。


仕事が始まった翌週、風邪をひいて数日休まれたのですが、9月15日に出勤して「明日からの連休中に借り上げアパートを引っ越すのニコニコ」と言っていました。


その日の帰りに「お疲れ様でしたキラキラ引っ越し頑張って下さいねアップ」と笑顔で別れました。


あの日が、その方を見た最後になってしまうなんて…


週明けに出勤したら、上司から「○○さんが辞めたから」と聞かされ


一緒に仕事をしてる同僚も私も心配になり、電話をかけてみましたが、繋がりませんでした。


そして、翌日9月21日、台風が郡山市内を直撃。
あちこちで川が増水し床上浸水。


その方が引っ越しした先のアパートも、床上浸水して大変だったと、後日電話で聞きました。


その電話は、フリーダイヤルの外線から私のいる内線に回って来ました。

「はい、仮設住宅班mikuです。」

「もしもし、○○です…。急に辞めてごめんね、mikuちゃん…。
引っ越しやら、具合悪いやらで。
具合悪くても、保険証もらえなかったから病院にも行けなくてね…。」

「台風は、大丈夫だったんですか?」と聞いたら
「1階だから床上浸水で、荷物上げたり大変だったわよ~
車はダメになって、身動き取れないのガーン
今度はぎっくり腰になっちゃうし…。
もう富岡に帰りた~い。」


あの日、電話でお話したのが、最後の会話になってしまうなんて…。


毎日、仕事が終わって仮設に戻ると、ご飯の支度や後片付けに追われながらも、頭の片隅では○○さんに会いに行きたい…何か作って持って行きたいな…


でも、思うだけで行動に移す事が出来ませんでした…。


もし、私がアパートにお邪魔して、少しでも話し相手になっていたら、○○さんは亡くなる事はなかったかもしれません…。

亡くなってから、日にちが経っていたという話を同僚から聞き、会いに行けばよかった…と後悔ばかりですしょぼん


今夜は、その方のお通夜でしたが、先週から引きずっている風邪のせいで体調が悪く、昨日は早退して病院に行きました。

その上、礼服を自宅に置きっぱなしなので、お通夜は断念しました。


パパは「体調悪いんだから、無理するな。
新盆にお線香あげにいけばいいよ。」
と言ってくれました。


本当に僅かな時間、一緒にお仕事をさせて頂いただけでしたが、忘れられない存在です。


孤独から救う事が出来なくて、本当にごめんなさいしょぼん


安らかに…眠って下さい。